インプラント治療のリスク・デメリットもご説明

インプラント治療は入れ歯やブリッジなどの一般的な歯科治療とは異なり、外科手術を伴います。外科手術といわれると、初めて手術を受ける方には不安や恐怖心があるかもしれませんが、施術はしっかり麻酔を効かせるため、痛みを感じることはほとんどありません。
手術時間は１本あたり15分程度です。複数の場所や骨造成などを併用しても１時間かからずに手術は終わります。また、術後には必要に応じて化膿止めや痛み止めを処方いたしますので、ご安心ください。

インプラントが骨と結合するのには、手術が終わってから下顎で2ヶ月、上顎で6ヶ月待つ必要があります。
また骨造成や多部位にインプラントを埋入する場合はさらに時間がかかることがあります。
治療全体の期間は長く感じるかもしれませが、インプラントを待つ間に他の虫歯の治療を並行して行ったり、定期的にメンテナンスを受けたりすることで、効率的に治療を進めていきます。

インプラントの人工歯自体は虫歯にはなりませんが、その周囲が歯周病にかかるリスクがあります。インプラントには神経がなく、異常を感じにくいため天然歯同様に歯周病への注意が必要です。
せっかく入れたインプラントを長持ちさせるためにも、ご自身の残存歯とともに定期的に歯科医院でメンテナンスを受けることが重要です。異常がなくても定期的に歯科医院での検診やクリーニングを受け、歯茎や歯肉の炎症を防ぎましょう。

入れ歯やブリッジは保険が適用されますが、インプラント治療は基本的に保険が効かず、自費診療となります。そのため、手術費用を含めると、治療にかかるコストは高くなります。ご希望があれば、埋入部位や本数を工夫することで、できるだけ費用を抑えた治療設計など様々な治療内容を提案いたします。
またインプラントに関連する医療費は医療費控除の対象となるため、ぜひ利用してください。

インプラント治療は外科手術であるため、どうしてもリスクがあります。経験が少ない歯科医師や安価なインプラントには注意が必要です。レントゲンだけでなく、歯科用CTが整っていないクリニックもあるため、治療の安全性に疑問を持つべきかもしれません。
対照的に、あかり歯科クリニックのように、経験豊富な歯科医師による治療であれば、失敗のリスクは低いといえます。

心臓病や脳梗塞、重度の糖尿病、骨粗しょう症を抱えている場合、インプラント治療には注意が必要です。
特に糖尿病の場合、HbA1c が高い方は健康な方よりも感染のリスクが高まるため、できるだけ数値を6 以下に下げることが望まれます。また、骨粗しょう症の方は顎骨との結合に時間がかかることがあったり、薬剤によっては骨への感染のリスクが高まります。当院では主治医と連携を取り、リスクを回避しながら安全に治療を進めていきます。